中央統計局(KSH)によると, 今年10月の消費者物価指数は, 前年同月比3.2%上昇した。食品とサービス分野に大幅な上昇が見られたもののエネルギーなど一部の分野では若干の価格低下が見られた。
食品価格は全体平均で4.5%上昇, 中でも, 小麦粉(38.9%)、牛乳(16.8%), 果物と野菜ジュース (12.1% ), 食用油(9.9%), チョコレートとココア(9.8%), バター(7.9%), レストランの食事(7.6%), 学校給食(6.2%)などに大幅な上昇が見られた。サービス分野では, 全体平均で7.2%, レンタカー, 高速道路使用、駐車料金(10.6%), 家賃(10.4%), 自動車修理・メンテナンス(9.7%), 公共娯楽チケット(8.9%), パーソナルケアサービス(9.1%), 個人住宅のメンテナンス費用(8.4%), レクリエーションサービス(5.8%)それぞれ上昇した。
物価指数の低下は, ガソリン価格の下落(9.5%)により, 電気やガスなどの燃料費の分野(4.8%低下)で見られた。
経済省のビジネス開発担当次官ラースロー・フニャディ氏は、ブダペスト商工会議所(BKIK)の会議にて,女性経営者で成功している企業数が増加しおり、女性オーナーの企業も現在約24万7,000社に上り、内、8万1,000社が女性のみによって経営されていることに言及。
昨今、女性経営者の活躍が目立つ一方、2023年の取締役会に占める女性の割合はわずか12%で、女性CEOの割合は6%に留まっている現状もある。
中央統計局(KSH)にると、2024年8月の失業率は4.2%、15~74歳の就業者数は.前年同月比で3万9.000人増加し、474万8.000人に達した。失業者のうち36%は1年以上求職活動を行っており、2024年8月末時点で登録求職者数は225.000万人で、前年比1.7%の減少となった。一次労働市場は458万6.000人を雇用しており、前年より4万3.000人増加した。海外で働く人の数は10万8.000人であった。